自然の中で子供をたくましく育てよう。御槇の森を舞台に、子供たちを見守りながら、自然の中から感性を磨き、生きる力を引き出します。

6月度 活動報告(0613)

今週も、

先週と同じ源池公園近くの林道を歩きました。

参加者も先週と同じく、

ふーちゃん、いっちゃん、しーちゃん、こっちゃんの4名。

 

こっちゃんは今週も、

朝来たときから泣いていました。

 

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あんまり泣いていたので、

福田百貨店から林道の入り口までは、

お母さんにも一緒について来てもらうことにしました。

 

そしたら他の子もお母さんと一緒に行くということになり、

結局みんなで林道の入り口まで歩きました。

 

 

入り口に着いて、

いざお母さんたちと別れることになると、

やっぱりぐずっていましたが、

子供なりに、

「ここからは子どもだけで行くんだな」と、

理解している感じでした。

 

こっちゃんは相変わらず泣いていましたが、

「おかあさんにバイバイしようね」

っていうと、

「...はい。」

って言ってバイバイしていました。

 

 

歩き始めると、

割りとすぐに1人で歩きだしていました。

やはり先週より進歩しているようです。

 

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他の子たちも、

道に慣れてきたのか、

どんどん自分たちで進んで行きます。

 

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歩き始めるとしばらくして、

なぜか靴の褒めあいが始まりました。

「いっちゃんのくつかっこいいねー。」

「ふーちゃんのくつかっこいいねー。」

「しーちゃんのくつかっこいいねー。」

「こっちゃんのくつかっこいいねー。」

 

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この日は先週より地面が乾いていたので、

カニさんがあまりいませんでした。

こどもたちも、

「カニさんいないね~」

と言いながら歩いていましたが、

ようやく最初の一匹を見つけました。

 

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みんな我れ先に触りに行きます。

カニも相当ビビったことでしょう。

 

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しーちゃんはもうカニを一人で捕まえられるようになりました。

ハサミの方からお構いなしいに掴(つか)んでいますが、

はさまれて痛い目を見ながら、

つかみ方も上達していくのだと思います。

 

この日も早々とお腹減ったコールが起こったので、

11時過ぎに食べ始めることに。

 

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このくらいの小さい年齢の子供の場合、

お腹がすいた状態だとどうしてもぐずり気味になるので、

お昼ご飯は少し早めに食べるくらいでちょうど良いのかもしれません。

 

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お昼の準備はみんな自分たちでやっています。

こっちゃんはまだちょっと上手く出来ないようなので、

お手伝いをしますが、

他の子たちは大抵のことは自分でしています。

 

しーちゃんが「お茶を自分で注ぐ」というので、

何もせずに見守っていたら、

地面にもだいぶ飲ませていました。

 

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まあそうやって失敗しながら、

そのうち上達していくのでしょう。

 

今週もこっちゃんが、

「おにぎりが(お弁当箱にはまって)とれない。おにぎりとって。」

と頼んでくるので、

「誰か手伝ってあげて。」

といって、子どもたちにふってみました。

 

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そしたらふーちゃんが、

「わたしがやってあげる。」と言って、

苦労しながらも取ってくれました。

こっちゃんがふーちゃんに「ありがとう」をして、

おにぎりを食べ始めていました。

 

お昼ご飯を食べ始めたものの、

この日は暑かったせいか、

みんなの食がいまいち進みません。

 

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結局、

いっちゃんだけがおにぎりを平らげて、

他の3人は上の写真の通り、

ほとんど残していました。

 

みんな「もういらない。」というので、

ふたを閉めてもって帰ることにしました。

 

みんながお弁当をリュックにしまったりしている間に、

ふーちゃんが石を持ってきて、

「キツツキの真似してあげる」と言って、

石をコンコン打ち鳴らし始めました。

 

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そしたらいっちゃんも真似し始めました。

 

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石をコンコンしてキツツキというのは、

どうもふーちゃんの持ちネタのようです。

 

みんなの準備が出来たので、

前に進みます。

もうこのくらいから、

「このまえのがけに、またのぼろうね」

と、ふーちゃんやしーちゃんは言っていました。

ちゃんと覚えてるものですね。

 

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午前中はわりと手をつないで歩いていたこっちゃんも、

ご飯を食べた後からは一人で歩いている時間が増えました。

 

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崖に行きたい子どもたちはさっさと歩いて行って、

崖のところに着いたら早速登り始めていました。

 

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概ね先週と変わらない感じで、

ふーちゃんが一人楽々と登っていました。

 

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それを追って、

しーちゃんとこっちゃんがチャレンジするも、

なかなか上がれません。

1週間経ったら、

また上がり方を忘れてしまったようです。

 

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ずっとトライしているうちに、

ようやくしーちゃんも徐々に上がり始めました。

 

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こうやって何度もチャレンジしながら、

自然とコツを覚えていくのでしょう。

 

ちなみにこの日は、

ふーちゃんが「おりれないー!」と言ってヘルプを求めていました。

 

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先週のふーちゃんだったら、

難無く上り下りを繰り返していたので、

ひょっとして先週降りるときに足を打って泣いちゃったのが、

なんとなく残っているのかもしれません。

 

結構長い間降りれないと言ってずっと上にいたのですが、

最後はなんとかじわじわと滑りながら下りてきました。

 

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ちなみにしーちゃんは、

いろんなとこから登ろうとチャレンジしていました。

かなり"登りたい意欲"が強いみたいです。

 

その後ろを追って、

こっちゃんも果敢にチャレンジしていました。 

 

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でもそっちは急な斜面なので、

2人ともほとんど登れずに断念という感じです。

でもしきりに登ろうとするのが面白かったです。

 

この崖のところだけ木陰がなくて直射日光が当たるので、

一旦休憩してお茶を飲むことにしました。

 

「みんな一旦日陰に入ってお茶を飲もうかー?」

 

というと、

こっちゃんは非常に聞き分けよく自分のリュックを持って、

日陰に来てくれました。

 

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ふーちゃんもリュックを持ってきました。

それを真似しようとしたいっちゃんは、

自分のリュックを置いといて、

「しーちゃんのリュックをはこんであげると」言って、

持ってこようとします。

 

そしたらしーちゃんが、

「それはわたしのリュックー!」

と言って取り返そうとします。

いっちゃんは、

「ちがうの!いっちゃんがはこんであげるのー!」

と言って、二人でもみ合いに。。。

 

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結局いっちゃんが泣き出してしまいます。

それを見ていたふーちゃんが駆け寄ります。

 

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そして、

「いっちゃんは、いっちゃんのリュックをもったらいいのよ。」

「みんなじぶんのリュックをもったらいいんだよ。」

と、見事な仲裁。

 

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結局、ふーちゃんの言うとおり、

いっちゃんは自分のリュックを持ってきて、

丸く収まりました。

 

で、しーちゃん。

日陰に来てお茶を飲むのかと思いきや、

また一人で崖で遊び始めてしまいます。

 

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声をかけても、

しばらく戻ってくることもなく遊び続けます。

余程崖に登りたかったのでしょうか。

何度か声を掛けたらようやく戻って来ました。

 

お茶休憩のつもりだったのですが、

そのまま子供たちは「ごはんをたべる~。」と言って、

2度目のご飯タイムになりました。

 

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またこっちゃんのおにぎりを、

ふーちゃんが面倒見てあげていました。

 

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しーちゃんが崖から戻って来たのはいいんですが、

なかなかお茶を飲まみません。

「ひょっとしてもうお茶ないの?」

と聞いてみたら、

小さく「うん。」と言いました。

お昼の時かなり飲んでいたのと、

だいぶ地面にまいていたので、

早々にお茶がなくなってしまったようです。

 

「誰かしーちゃんにお茶分けてあげて。」というと、

ふーちゃんが分けてくれたので、

ゴクゴク飲んでいました。

やっぱり喉はかわいてようです。

 

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ついでにいっちゃんが、

「いっちゃんにもちょうだーい。」

といったら、

ふーちゃんは分けてあげました。

 

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お茶をコップに注ぐときに、

しーちゃんが「わたしがおちゃをいれてあげる」といって、

注いだのはいいものの、

またお茶を地面にまいていたので、

「ふーちゃんのお茶がなくなるー!」と、

ふーちゃんが焦っていました(笑)

 

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お昼ご飯を広げた一行でしたが、

結局この時もほとんど食べることなく、

また歩き始めることになりました。

やっぱり今日はあまり食欲がなかったようです。

 

もうしーちゃんのお茶がなくなったし、

他の子のお茶もだいぶ減っていたようなので、

少し早いけれど折り返して帰ることにしました。

ちなみに、

しーちゃんは「崖であそびたーい!」

と言ってとても名残惜しそうでした。

崖を登るのによほどはまっているようです。

 

 

歩き出したらいっちゃんが頭にタオルを載せていました。

「あついからね~。」

と言っていました。

(帽子かぶれば?)

 

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しーちゃんがリュックを背負わずに持って歩いていたので、

「リュックを背負ったら?」

と言って背中に背負うのを助けてあげようと思い手に取ると、

なぜかそのまま背負わずに歩いて行ってしまいました。

 

「しーちゃん、自分で持ってよー。」

といっても、

「うん」と言いながらそのまま歩いて行っちゃいます。

仕方ないので、

そのまま僕がしーちゃんのリュックを手に持って行きます。

・・・と普通ならそうなりますが、

自然の学校のときにそれをやってしまうと、

みんな疲れたらリュックを預ける癖が付いちゃうので、

「自分のリュックは自分で持ってねー。持たないなら置いて行くよ~。」

と言って、

その場に置いて行きます。

 

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普段の子どもたちは、

自分が持ちたくないものは、

大人に預けることが当たり前になっていると思いますが、

「自分のものは自分で持つ」というのを、

自然の学校の時に身には付けてもらおうと思っています。

 

結局僕が置いて行ったら、

仕方なく戻って取りに行っていました。

 

しばらく歩くと、

木からぶら下がっている"ツタ"がありました。

 

「ツタがあるね~。」

と言って引っ張ってあげると、

子どもたちも食いついてきました。

 

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結構楽しかったようです。

一生懸命引っ張っていました。

 

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そしたら途中で切れちゃっって、

ツタは手の届かない所に行ってしまいました。

ツタ遊びはそれにて終了。

 

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もうこの辺ぐらいからは、

子どもたちは僕のことなどお構いなしで、

自分たちのペースで山を歩いていました。

 

こっちゃんも手をつながなくても歩いていましたし、

「ママ~。」と言って泣くこともなく、

1人でしっかり歩いていました。

 

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いっちゃんやふーちゃんは、

もう遥か向こうに行ってます。

 

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ふーちゃんはすでに見えません。

 

ちなみにしーちゃんとは帰り道でも、

さっきの「リュックは自分で持ってね~。置いてくよ~。」のくだりを、

2・3度やりました。

 

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最終的には自分で背負って歩いていたので、

ある程度そういうものなのだと理解したのだと思います。

 

 

山道は木の枝が落ちていたり凸凹だったりするので、

みんなたまにつまずいて転んでいます。

 

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写真はしーちゃんですが、

ふーちゃんも、いっちゃんも、こっちゃんも、

みんなたまにつまづいて転んでいます。

でもそれで大泣きということは基本的にはありません。

 

さて、

見えなくなるまで先に行っちゃったふーちゃんですが、

呼んだら戻って来ました。

 

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するとしーちゃんが、

「こっちゃぁーん!!」

と言いながら嬉しそうに駆け寄ります。

 

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(それ、ふーちゃんです。)

 

先に進んでいる子は、

結構途中で行ったり帰ったりしています。

こっちゃんはやっぱり最年少で一番ゆっくりなので、

大抵最後尾を自分のペースで歩いています。

 

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でも、

たまに前に行っている子たちがワチャワチャ遊んでいると、

マイペースで歩くこっちゃんが先頭に躍り出ていたりします。

 

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まるで「ウサギとカメ」のカメさんみたいな感じです。

気付いたらこっちゃん隊長が先頭を率いる部隊になっていました。

 

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みんなが黙々と歩いていると、

もはや僕の存在はそんなに気にされていません。

 

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これだけ離れていても、

子どもたちだけで気にせず歩いて行きます。

 

 

順調に歩いていた一行ですが、

ふーちゃんが転んでしまったようです。

 

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いつもは転んでも難無く立ち上がるふーちゃんですが、

今回はなかなか立ち上がりません。

まあどうにかするだろうと思って、

ちょうど僕の横でキツツキが木を突つく音が聞こえたので、

そっちの方に目をやっていたら、

しばらくしてふーちゃんの泣き声が聞こえてきました。

 

あれ泣いちゃったなぁと思ってそっちに視線を戻すと、

なぜかこんなことに...。

 

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しーちゃんとこっちゃに枝で突つかれています。

なぜ?Σ( ̄ロ ̄lll)

 

「みんなが・・・枝で・・・たたいてくるよー。」

と泣いています。

 

ふーちゃんのところに行ってみると、

どうやら調度くぼみにはまってしまい、

リュックの重みで後ろに引っ張られて起き上がれなかったみたいです。

リュックを下ろすのを手伝ってあげたら、

1人で起き上がれました。 

 

にしても、

たぶんこっちゃんもしーちゃんも悪気はないと思いますが、

"死者に鞭打つ"というか、

小さい子の世界ではこういうこともあるんだなと思いました。

 

ふーちゃんはみんなが起こしてくれず枝で突つかれたので、

ちょっと滅入ってました。。。

 

そんなこともありながら、

この日も森を抜けだして、

福田百貨店へと帰ります。

 

あんなことがあって、

結局仲良く歩いていたりするのが子どもたちのいいところです。

 

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百貨店にたどり着いて、

この日の活動は終了です。

 

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